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「アリスと蔵六」面白さの構造

2017年05月18日 23:30

アニメ「アリスと蔵六」が面白い

・このタイトルでヒロイン(主人公)の名前が「アリス」じゃないってのが、作品に引っかかりを作ってる(気がする)

・蔵六は(今のところ)特に特殊能力やカリスマ性を持ってないただのお爺ちゃんだけど、そんな「大塚明夫ボイス」のキャラって貴重(な気がする)

・研究所から脱走した特殊能力者(人の子ではない、人造でもない、世界に作られし生命体)を追いかける組織、そしてそれを守ろうとする敵対組織が出てきて、そこに偶然まきこまれる(本当に偶然なのかはさておき)人のいいお爺ちゃん。その研究所がどんな研究所なのか、特殊能力者はどんな存在でどんな扱いを受けてきたのか、それを守ろうとする組織の目的は何なのか、そういった本来説明されるべき舞台装置が、ベタな設定ゆえに、細かく説明しなくても理解を得られるという仕組みを、この作品は非常にうまく取り入れている。そのため、世界観は作りこまれているものの、そういったくどくなりがちな世界観の前提の説明はほとんどせず、紗名の成長と、蔵六の変化、そして「心温まる家族劇」に、わずか5話でフォーカスを当てることに成功している。素晴らしい。

・研究所の追手も、いきなりラスボス級。出し惜しみなし。そして撃退されるやいなやあっさり物語からは(一旦)退く。このテンポは、見ていて気持ちがいい。

・蔵六と孫の早苗が果たして本当に「能力=アリスの夢」とは関係ない一般人なのか。物語の設定上、そのように設定されていることは明らかでありながら、「どう見ても無関係に見えない」のがうまい。特に「早苗の両親が家にいない、その理由に触れられない」のは不自然であり、視聴者が「関係者なのでは…?このまま幸せな日は続くのか…?」という一抹の不安を抱かずにいられない設定は絶妙である。蔵六が「アリスの夢」を目の当たりにしても全く驚く様子が無いあたりも、後々うまく描写されるのではないだろうか。

・ただし、早々に「花屋の仕事」をしている「金髪の女性」がアリスの心象世界に現れ「そのセリフ覚えてろよ、きっとギャフンということになる」という、この3つのポイントを抑えるだけで「ああ、紗名は結果的に幸せな結末を迎えることができるのだな」というネタバレをしていることで、視聴者に安堵感を植え付けているあたりも、このアニメ見ていてどこかホッと
する、一息つける雰囲気づくりに一役買っている(気がする)

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