君が望む鋼鉄の翼(その2

2005年04月12日 20:54

さてF-104が制式採用された当時、米軍ではF-100、101、102、103、105と立て続けに戦闘機を採用。これら100番台の機体は俗に「センチュリーシリーズ」と呼ばれる。

ミサイル万能論が声高に叫ばれる中開発されたセンチュリーシリーズは、ベトナム戦争へ主力として投入されることになる。しかし、期待した程では無いミサイルの命中率と戦況の悪化を前にした米軍はあらためて空中戦を重視した最新戦闘機F-4「PHANTOM」の開発を急ぎ、戦線に投入することになる。

こうして開発されたF-4を自衛隊はF-104Jに変わる次期主力戦闘機F-4EJとして制式採用。200機以上をライセンス生産で揃え、より激化する冷戦に備えた。今の本格的な防空システムの根本は、この頃に整備しはじめものである。

このF-4は全世界で3000機以上が生産された傑作機で、米海軍、空軍が(珍しく)共に採用したほか英海軍、イスラエル空軍で採用。今なお電子機器の改修、性能改良を続け現役として活躍している。自衛隊でも全面的に改良したF-4EJ改(正式名称)として第8、301、302航空隊で防空任務に就いている。アンリミをやった人はまずこの辺の話でおやっ、と思うかも。なお第8航空隊は昨年よりF-2Aへの機種転換が進められている。

ミサイル神話が崩壊した後、戦闘機に求められるのは究極の機動性だと言わんばかりに開発されたのが現在の主力機F-15「EAGLE」である。米空軍ではF-15イーグル、米海軍ではF-14「TOMCAT」の採用が決定していたが、自衛隊での次期主力機選定はこの2機で揺れることになる。
F-4は海軍開発の機体だったため後席にレーダー、火器管制官を乗せる二人乗りだったが、コンピュータの進歩によりこれを代用できるようになったため、コストの関係からも一人乗りのイーグルが有力視された。一度予算が組まれたのだが、アメリカからF-14がF-15に直接対決で勝利したという未確認情報が入りこの問題は国会を騒がせる事態を招く。(これは初期イーグル側のエンジンが不調であったたためと言われているが定かではない)

結局主力戦闘機にはF-15J/DJが制式採用され、現在に至る、というわけだ。(F-15DJは複座機)

明日は練習機と機体の特徴でも語るか。

関連記事
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://skyblueprison.blog4.fc2.com/tb.php/55-3642177c
    この記事へのトラックバック